ヒマつぶし情報
2020.06.10
【VVmagazine vol.70】 ヴィレヴァン"超"向上計画【川後陽菜・第9回】

連載『ヴィレヴァン"超"向上計画』第9回
ヴィレヴァン渋谷店の「ほぼ店長」、川後Pこと川後陽菜さん。
今回も、ヴィレヴァン的「課題図書」ということで、3冊をピックアップしてくれました。
おウチ時間が増えている今こそぜひ、お楽しみください。

(プロフィール)
川後陽菜(かわごひな)さん
1998年生まれ。通称「川後P」。乃木坂46の元メンバー(1期生)で、現在はアパレルや日本酒プロデュース、「ミスiD2020」審査員など幅広い活動を行っている。毎週水曜日19時からは、FMからつで『川後陽菜の好いとっとラジオ』も放送中。Twitter、Instagramアカウントは@kawagohina3

『死にたいけどトッポキは食べたい』(ペク・セヒ 著/山口ミル 翻訳)
韓国で40万部を超えるベストセラーのエッセイで、最近話題になっている本。装丁に惹かれて購入しました。
気分変調性障害の治療記録をまとめた本です。
先生との会話をそのまま記載しているため、自分がカウンセリングを受けているような感覚です。
自己肯定感が低い人や憂鬱な気分になったときに読むと共感できる部分が多く、救われるような一冊です。

『人生が変わる哲学の教室』(小川仁志)
哲学ってかなり気難しいイメージだったんですけど、ニーチェなど有名哲学者が登場してざっくりと哲学とはなにかを知れる本です。
この本は、かなり初心者に対して分かりやすい構成になっているので、入門編として読むにはいい本だとおもいます。
哲学を身近に感じられて、何か人生の悩み解決のヒントが見えてくるような本でした。

『ムーミン谷へようこそ』(トーベ・ヤンソン ラルス・ヤンソン 著/冨原眞弓 翻訳)
ムーミンの作品は全然知らなかったのですが、フィンランドに行ったことがきっかけで気になりこの漫画を購入しました。
内容は意外にも子供を無視した大人向けなストーリーで、かなり風刺が効いた作品でした。
個性豊かすぎるキャラクターたちに共感はできなかったのですが、この不安定さや欠けた部分を真っ直ぐに描くことで、成り立ってないようで成り立っている世界を見ていて安心感を得られるんだろうなとおもいました。

本記事はVVmagazine vol.70に掲載されたものの転載です。